読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【ドイツ旅行⑤】ドレスデン【アパートメント】

f:id:keigogiek:20170408235147j:plain

新市街を抜けて彼女のアパートへ向かう。途中で噴水の横を通り過ぎた。その噴水はドレスデンに住む人たちがナイト・アウトする時の待ち合わせ場所に良く使われる。ドレスデンのヒップスターがここで待ち合わせをして、小洒落たバーに行って、オルタナティブなクラブに行ってクラブ・マテでも飲みながら朝まで踊るのだろう。ヒップスター達が踏む軽快なステップが頭に浮かぶ。ふと考えてみる、自分がこの街に住んで、あの噴水の前で友達と待ち合わせをして夜の街に出ることを。ドレスデンの大学でコンピュータ・サイエンスでも勉強して、週末に夜の街に繰り出すのだ。しかしそんなたわいもない妄想は新市街を抜ける頃には頭から蒸発していた。

 

彼女のアパートに着いた。部屋は最上階にあったので到着する頃には僕の心臓がばくばく鳴っていた。彼女のアパートに入る。左手から時計回りにキッチン、そしてベッドルームが3つ並んでいる。彼女は二人の女子大生とアパートをシェアをしている。部屋のドアは全て開け放たれていたので、アパートには誰もいないことが分かる。3時の方向にある部屋が彼女の部屋だ。そこに入り僕たちは荷物を降ろす。こじんまりとした部屋にベッドやソファー、その他生活に必要だったり、不必要なものが詰め込まれている。部屋のデコレーションはオリエンタルな雰囲気だ。窓からはメキシコの工事現場のような場所が見える。

 

キッチンに移動する。ドイツのキッチンはかっこいい。特にシェアをしている家のキッチンは良い。基本的にはごちゃごちゃしている。しかしそれでもなお魅力的だ。色んな人の生活や嗜好がキッチンで混じり合うのでずっと眺めていると色んな発見がある。ものすごい種類のお茶や調味料が並べられていたら、見たこともない穀物があったりする。お茶の棚を見つめていると、彼女がお茶を勧めてきてくれた。ありがたく頂くことにする。数あるお茶の中からジャパニーズ・ティーを選んだ。お茶をすすりながらしばし休憩する。窓から外を覗くと夕暮れに赤く染まるドレスデンが見えた。

夕食はどうしたいかと、彼女に聞かれた。外に出て食べてもいいし、家で作ってもいいと、彼女が言う。

それなら家で何か作ろうか。と僕は家で作ることに賛成する。

彼女は冷蔵庫や食品庫を見て、じゃがいもたくさんあるから食べちゃわないとなと言う。Kartoffel(じゃがいも)料理はドイツの十八番だ。僕はまた彼女の提案にそのまま乗り、じゃあじゃがいもでなにか作ろうかと言う。

キッチンにあった飲みかけのワインをコップに注ぎ、それを飲みながら僕はじゃがいもの皮をむく。ドイツのピーラーは縦型で使いにくい。彼女はたまねぎを切ったり、にんにくを切ったりする。どうやらにんにくが足りないようだ。僕が買い出しに行くことにする。彼女から近くのスーパーの場所を確認して、そこへ行くことにする。ついでにお酒も買い足すことにした。彼女のシェアメイトが帰ってきたらみんなで一緒に飲めるようにワイン二本とフーゴ一本を頼まれる。他に欲しいものがあればなんでも買っていいよと、彼女からテーブルの上にあった20ユーロを渡される。

夕暮れのドレスデンへ僕はおつかいにでる。